こんにちは
温泉好きにショッキングなニュースが流れてきました。
大阪府泉佐野市にある「岩塩温泉りんくうの湯」
では天然温泉とうたいながら工業用水を使用していたことがわかりました。
大和ハウス工業が所有する大阪府泉佐野市などの温泉施設が、天然温泉とうたいながら実際は工業用水などを使っていたなどとして、大阪府から措置命令を受けました。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3762218.html
景品表示法違反で大阪府から措置命令を受けたのは大和ハウス工業と施設の運営会社です。府によりますと、泉佐野市の「岩塩温泉りんくうの湯」などでは2種類の岩塩の成分が含まれ、糖尿病や高血圧などに効能があるなどと表示していましたが、実際には工業用水などを温め、1つの岩塩しか使っていなかったということです。
利用者をだましていたということです。
よく知らない人が工業用水って聞くとえっ!?てなりますよね。
どういった水なのか調べてみました。
工業用水とは
工業用水は、工業用水道を通って供給されている水であり、冷却や洗浄、ボイラーなど主に製造用水として使用されている水のことを指します。我々が普段口にする飲料水とは違い、水処理の工程で殺菌処理やろ過はされていません。
www.atss.co.jp/media/industrialwater-drinking/
あくまで人体に触れる以外の用途で使用する用水のことを指しており、トイレの流水、ビルの冷却、洗浄、保温、またボイラー用水としてなど、様々な用途で使われています。
簡単に言うと、殺菌処理やろ過をしているかしていないかということですね。
有害な水なのか?
工業用水とは言え、沈殿物を取り除いた上澄みを使用しているため、有害な水なのかというと、実はそうとも言い切れません。
http://www.atss.co.jp/media/industrialwater-drinking/
精密機械を扱っている工場でも製造用水として使用できる程度には、砂や細かいゴミ、不純物などは除去されてから供給されています。
しかし、飲料水に適用される水道法に基づいた水質検査は行われていませんので、工業用水をそのまま飲むことは控えるべきでしょう。
人体に有害な毒素や微生物などはほぼ排除されていませんので、飲料水としての使用はできません。
www.atss.co.jp/media/industrialwater-drinking/
有害ではないけど飲むことはできません、とのことです。
そのまま工業用水を使っていた?
りんくうの湯のホームページでは報道に関するお詫びとお知らせ、水質試験の結果を公表してます。
りんくうの湯では工業用水を受水後、ろ過と塩素処理を行い、
HPより
公衆浴場法に規定する水質基準を満たし、浴場で使用しております。
受水した工業用水の水質は定期的に分析機関に検査を依頼し、検査
結果を脱衣室に掲示(名称:浴槽水水質検査成績書)しております。
浴場の水質については法令(公衆浴場法第 3 条第 2 項)に基づき
管理しておりますので、お客様におかれましては安心してご利用
いただけます。
きちんとろ過と塩素処理もしており、水質も問題はないようです。
工業用水を使うことで節約?
工業用水道は上水道と比較して価格は非常に安いそうです。工業用水道を使うことで水道代の節約をしていたのかもしれないですね。
入湯税を払いたくなかった?
運営会社ビーバーレコード社は開設当初の4年間は湧き出たお湯を使用していたが6年前の平成25年の4月1日泉佐野市の条例改正で入湯税の課税対象となったため切り替えたようです。
入湯税(にゅうとうぜい)とは、鉱泉浴場が所在する市町村が、鉱泉浴場における入湯に対し、入湯客に課す目的税たる地方税である。
Wikipedia
泉佐野市はおかしいなってならなかったのでしょうか?
まとめ
工業用水をきれいにして使用していたのがわかりましたが6年間も天然温泉と偽って営業していたことには変わりありません。
水だけでなく「2種類の岩塩の成分が含まれ、糖尿病や高血圧などに効能がある」などと表示していたが1つしか使用していなかったこともわかり、詐欺にもなるのではないか?っと声もあがっています。
今回はりんくうの湯が取り沙汰されましたがそういった施設が他にもたくさんあると思います。また情報が入り次第更新したいと思います。
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