テレビ版「銀河鉄道999」やアニメ「巨人の星」など70年代のアニメを手掛けてきたアニメーター湖川友謙さん(69)がオークションサイト「ヤフオク!」で銀河鉄道999のキャラクターのメーテルなどのイラストを無断出品し荒稼ぎしているとトラブルになっていたようです。『週刊新潮より』
湖川友謙(こがわとものり)さんの経歴
1950年1月3日生まれの69歳
1970年 東京ムービー入社
アニメ「巨人の星」の動画で才能を認められ、原画の昇格をするが仲間の誘いで1971年にタツノコプロへ
「アニメンタリー決断」「科学忍者隊ガッチャマン」「破裏拳ポリマー」「宇宙の騎士テッカマン」「ヤッターマン」の原画を描いた。
1977年タツノコプロを離れ、「激走!ルーベルカイザー」「合身戦隊メカンダーロボ」「鳥人戦隊バラタック」などのアニメ作画監督
「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」「銀河鉄道999」のキャラクターデザインと総作画監督、「無敵鋼人ダイターン3」の敵側のキャラクターデザインを担当など大活躍されてきたアニメーター。
3年ほど前から直筆のイラストをヤフオクで出品しだし、実際にサイトを見た方は湖川さん自身が手掛けたアニメのイラストなども含め、毎月20点近く出品されていた。
1作品3万~5万円ほどで落札されており、メーテルのイラスト価格は20万円の値がつくこともあったようです。
今回のトラブルを「銀河鉄道999」の原作漫画家・松本零士さんは
失礼ですけども、湖川さんという方を存じ上げませんでした。昔、作画担当として参加した大勢のスタッフの一人だったのでしょう。本来であれば、私に許可を得なければならないところ、彼が接触してきたことはありません。
当然、作画をしたからといってそのキャラクターを勝手に描いていいということにはなりません。『銀河鉄道999』は私がキャラクターの設定や衣装のデザインまで考えていますから。
キャラクターの本質を理解している私が描くからメーテルはメーテルになるのです。実際に彼のイラストを見ると、画風が私のものとはまったく異なります。
と話してくれたようです。
その松本零士さんの言葉に湖川友謙さんは
メーテルで儲けようなんて思っていませんし、オークションなんて本当はやりたくないんですよ。でも、ファンの人にイラストが欲しいと言われて、サービスのつもりで描いている。値段はいくらでもいいんです。
松本さんは漫画のメーテル、私はアニメのメーテルを描いている。アニメ用のイラストは線が細く、簡略化されています。私がデザインしたものを勝手に描いて何が悪いんですか。
と反論。
しかし、週刊新潮さんの取材の後、ヤフオクからすべての作品がなくなっていたようです。
弁護士さんは著作権の侵害にもあたると話しているようで、訴えられなかったらいいんですが今後どうなってしまうのでしょうか、、、
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